Ceramics

龍シリーズ

 私は主に龍をモチーフにした作品を制作しています。龍のもつ荒々しさや形態から伝わる繊細なイメージは、感情や情景などを表現をするのにとても適しています。

「変革の時」

「夢」

卒業制作

卒業制作展 「優秀賞」

作品が美術雑誌「美術の窓」に掲載されました

 

 卒業制作にあたり、私は二つのイメージの対比を行なうことにしました。

 一つ目に「変化を恐れ、今の状況を維持したい気持ち」と「今の状況を脱し、新しいことに挑戦していきたい」という気持ちを保守、革新という対比で表現しました。

 もう一方は、「自己とは何か」「何を取り込んでいき、自己を形成するか」といったことを考え、「自己表現は得意だが、他者の意見を取り入れることが苦手。取り入れるという行為をしたとしても、それはあくまで自己主張の一つ」という性質と、「他者の表現を受け入れる事で自己を形成する。自己を表現する事が苦手で、自己表現する場合でも、それはあくまで表現と言う受容手段である」という性質を、表現、受容という対比で表現しました。

 

「漸悟‐保守」

「漸悟‐革新」

「漸悟‐表現」

「漸悟‐受容」

龍鍋

龍鍋1

龍鍋2

龍鍋3

「龍鍋4」

「龍鍋5」

逸する龍

 卒業制作作品である「漸悟」を制作するために実験的に制作した作品です。革新、保守をイメージしています。髭部分には真鍮を使用しています。